はたらく細胞の登場人物?を紹介します。
りのです。
はたらく細胞には、体の細胞以外にも
細菌なんかも擬人化して紹介されています。
人間の体というのは、細菌が常時住んでいるものなので、
感染の危険は大小どんな人でもあるんですよね。
でも、悪い菌ばかりではなく
腸内で消化を助けてくれたりするいい菌もあるんです。
まっ、今回紹介するのは悪い菌ばっかりなんですけどね!←
<肺炎球菌>
正式には「肺炎レンサ球菌」といいます。
読んで字のごとく肺炎などの呼吸器の感染症や
全身性感染症を引き起こす細菌ですね。
主な症状は肺炎で、その他に急性中耳炎なんかも引き起こします。
そして、この肺炎球菌が血液中で増殖することで、
菌は全身へと移動して全身性(侵襲性)感染症というものを引き起こします。
そのなかで最も重篤であるのが、細菌性髄膜炎です。
髄膜炎というのは、脳や脊髄を覆っている髄膜という保護膜が
なんらかの要因で炎症を起こしてしまうものです。
髄膜炎の死亡率は高く、肺炎にかかると一番危険視されるのが髄膜炎です。
肺炎事態は誰でも感染する可能性のある病気なのですが、
高齢な方や子どもなんかがかかりやすいです。
子どもの場合は、生後にかかってしまうことがあるので、
早急にワクチン接種等の対処をする必要があります。
また、風邪などの免疫能力が落ちている場合も
感染の危険性が増しますので、なるべく体を冷やさないようにしましょう。
<黄色ブドウ球菌>
ブドウ球菌は皮膚や消化管にいる常在菌の一つです。
感染すると、皮膚の化膿や食中毒、肺炎、髄膜炎など
様々な病気の原因であるとされる菌でもあります。
黄色ブドウ球菌の感染による感染症といえば「とびひ」が一番有名なところではないでしょうか。
私も一度なったことがあるのですが、めちゃくちゃ痒いです!!
しかも結構化膿して、治りも遅いので引っ掻いた後がすごく痛かったです…。
治療には抗生物質の投与が一般的です。
昔はペニシリンでやっていたんですけども、
今はほとんど耐性を持ってしまっているらしいですね。
ウィルスもそうですけども、菌も進化しているというわけですね…。
<化膿レンサ球菌>
こいつも常在菌の一つで、喉や皮膚に常在しています。
基本的には無害なやつなのですが、一度悪さをしだすと面倒くさいやつです。
皮膚の場合は化膿したりするのですが、
喉での感染は「A群β溶血性レンサ球菌感染症」と呼ばれます。
聞き慣れないなという人のために
もっと分かりやすい言い方をすると「小児風邪」です。
学校保健安全法でも記載されている感染症になるので、
実は結構ヤバイやつなんですよね。
で、レンサ球菌は常在菌にもかかわらず
異常に増殖してしまうと劇症型というものになってしまい高い致死性を誇ります。
そのため人食いバクテリアなどと呼ばれることもあります。
治療は抗生物質の投与です。
実はうちの彼女も最近感染して、20代〜30代の感染も増えているようです。 「
小児風邪」とか馬鹿にしていると、痛い目にあいますよ…
<緑膿菌>
世界中の自然の中に住んでいる細菌で、
感染力はとても弱く普通の健康状態の人に入っても発症することはないそうです。
はたらく細菌だとめちゃめちゃ侵入してるんですけど、いいのか…?w
ただし、体の弱い人は緑膿菌で緑膿菌感染症になる可能性があります。
とくに病院なんかでは院内感染がおこることも危惧されている病気なんです。
緑膿菌じたいはものすごい抵抗力を持っています。
感染力が強くない割にしぶといみたいな感じですね。
なおかつ自然環境に強いのは当たり前なんですけども、
薬剤に対しても抵抗力をもっているんで、
一度「緑膿菌感染症」になってしまうと、
治るまでに時間がかかってしまうようなんです。
基本的に健康であるのであれば感染の心配はありません。
体に入ってきたとしても白血球にソッコロです。
とりあえず、1巻に出てきた細菌を書いてみました!
細菌以外にもスギ花粉とかあったんですけど、
それはまたオイオイにしていこうと思います。
にしても、なかなか頭を使いながら書いているんですけども、
ちょっとでも「へぇ〜」ってなってもらえましたかね?w
そうなっていれば幸いですw
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