グリム童話が実は脚色されまくってて、
実際の原文を読んだらΣ(゚Д゚)ふぁ?!
なんてことは多くあると思います。
どうもりのです。
本当は怖いグリム童話って、
最近だと常識化しつつあるんですけども、
その中でも自分が一番酷いなと思ったのは「ヘンゼルとグレーテル」です
ヘンゼルとグレーテルの話は、
多くの人が知っていると思うんですけども、
実際のヘンゼルとグレーテルを知ると
もう普通のお話を懐疑的にしか受け取れなくなります。
っていうか、どうやったらそこまでメルヘンにできたんだって言いたくなります。
<一般的なヘンゼルとグレーテル>
一般的なヘンゼルとグレーテルは
食い扶持がなくなったために親に山に捨てられてしまった
ヘンゼルとグレーテルがお菓子の家を見つけ、
お腹が減っていたのでその家を食べてしまう。
しかし、その家は悪い魔女の家で、
兄弟は捕らえられて妹はこき使われ、
お兄さんは牢屋の中でブクブク太らされます。
魔女はお兄さんを食べるつもりだったのですが、
機転を効かせた妹の不意打ちでかまどに閉じ込められて焼かれてしまいます。
そこから出ると、森が開けていて、
兄弟は無事に家に帰ることが出来、
魔女が溜め込んでいた宝石などで幸せに暮らせました。
という感じの内容です。
まぁ、誰でも知っていますね…。
私はもうこれを信じることができなくなってしまった人間です。
<グリム童話原本のヘンゼルとグレーテル>
正直、この話は上記の常軌をはるかに上回る残酷な内容です。
別に知らなくてもいいやという人は、読まないほうがいいです。
親に捨てられるところまでは同じなのですが、
兄弟が森をさまよって見つけたのはお菓子の家ではなく普通の家です。
その家の中では、おばあさんが子どもたちを優しく迎え、
他にも山で捨てられたであろう子どもたちと生活をしていました。
二人はここで生活することになりますが、なかなか馴染むことが出来ませんでした。
ある日、2人は行動を起こします。
料理中の老婆を手伝うふりをして
妹のグレーテルは老婆をかまどに閉じ込めてしまいます。
兄は森から毒性の高い薬草を持ってきてパンに練り込みます(ヒ素って言われてます)
そして老婆を焼いた釜を使ってそのパンを焼くと、子どもたちに振る舞います。
子どもたちはパンに含まれていた毒を食べて、
苦しみ悶えながら死んでしまいます。
そうすると、2人は老婆の部屋に侵入して、
老婆が今後のためと溜め込んでいた貴金属やネックレスなどを奪って逃走します。
そこから自分たちの家まではそれほど迷うことなくたどり着き、
ニコニコと戻るとお母さんがギョッとしています。
「お前たち、どうやって…」
動転した母親はその場から逃げ出しますが、
すかさずグレーテルが母親の背中を押すと、
母親は井戸へ落ちてしまいそのまま死んでしまいます。
夜になって父親が戻ってくると、2人をみて父親は大喜び
「お前たち、良く戻ってきた!こんな父親を許してくれ」
そして、2人は老婆の家から奪ってきた宝石を父親に渡して、
それから家族は食い扶持に困らず生活が出来たのでした。
「それにしても、お母さんは遅いな…」
なぜ、こんな話が童話になったのか…。
私には分かりません。
私の場合は、アニメで見たのですが、正直「えぇぇぇぇぇ」って言う感じです。
作者はこの原本を通して、何を伝えたかったというのでしょうか…?
あの当時は魔女狩りとか差別とかのまっただ中ですから、
こういう話がまかり通ってしまったんでしょうけども、
それにしても鬼畜の所業でしかないですね…。
みなさんも、知っているお話がメルヘンとは限りませんよ…。
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