植物解説:本当は怖い「じゃがいも」

植物
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基本的に毒があるものを中心に解説しているわけですが
今日はみんなの食料:じゃがいもです。

 

じゃがいもに毒なんてと思うかもしれません
でも、実はカナリ強い毒性を持っているのです!!!

 

 

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じゃがいも

言わずと知れた食卓の味方です。

その実のほとんどがデンプンで、焼く、蒸す、揚げると食べ方も色々

ファーストフードでも、多くのところがフライドポテトを採用しており
コスパも凄くいいんですよね。

 

戦時中には、主食にもなっていました。

 

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じゃがいもの毒性

じゃがいもには「ソラニン」と「チャコニン」という2つの毒素を持っており
これらを総称して「ポテトアルカロイド」と呼ばれます。

 

ソラニン

言わずと知れたじゃがいもに含まれる毒素です。

じゃがいもの芽の部分に多く含まれていて、中毒になるとめまいや頭痛、嘔吐・下痢を引き起こします。

摂取量が多くなると、死に至ることもあります。

 

チャコニン

正式名称はα−カコニン

じゃがいもよりも、未熟なトマトに多く含まれることがあり
ステロイドアルカロイド系に分類されます。

作用としてはソラニンと対して変わりません。

 

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解毒

現在のところ、これらに対する有効な解毒薬はありません。
結局のところ、下剤などを投与してさっさと体から排泄してしまうしか方法がないのです。

 

排出開始から24時間で基本的に体から毒はなくなりますので
危険性はそこまで高くありません。

 

脱水症状に気をつけるようにしましょう。

 

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対処法

基本的には芽の部分に含まれている毒素なので
目を排除すれば害はありません。

またソラニンが侵食してしまって、緑色になってしまった皮の部分なども排除しましょう。

 

大きなじゃがいもよりも小さいじゃがいものほうが毒性が高いので
できるだけ大きなじゃがいもを選びましょう。

 

180度以上の熱で加熱することで毒を排除できますから
フライドポテトは凄く理にかなった食べ物ですね。

 

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まとめ

昔は悪魔の食べ物とも恐れられたじゃがいもですが
そのデンプンの多さたるや米に勝るとも劣りません。

芽と皮を適切に排除すれば、貴重な栄養源です。

 

やっぱりフライドポテトがベストなんだなぁ。

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