ますます深くなるコンビニバイトの闇。今度は罰金

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この間、恵方巻きのノルマに関する記事を書いたのだけれども、
そっちの舌の根が乾かないうちにコンビニの新しい闇が出てきたね。

罰金されたのは都内のセブンイレブンでアルバイトをしていた女子高生。

風邪を引いたため、2日の休養を取ったのだけど、
その2日分の時給が罰金として差し引かれたと言うのだ。

 

 

そもそもの話、労働の対価として給与があるのだから、
出なかった日の給与が発生しないことは当たり前なのだが、
そこから更に罰金と言うのは明らかに法律違反である。

罰金と聞くとキャバクラかよと思ってしまうが、
キャバクラなんかの契約書には罰金についての規定も書かれている。

私がコンビニのバイトをしていた時も、そんな契約書を見せられた覚えはない。

 

更に罰金には

・平均賃金の1日の半分を超えてはならない
・総額が賃金の10分の1を超えてはならない

と言う取り決めがある。

 

今回のニュースでもしも減給するのであれば、
女子高生の時給は935円なので、半額の465円(少数切り上げ)
かけることの10時間で、4,650円。

女子高生の総額は23,000円程度なので、
頑張っても2,300円分の減額しかできないのだ。

 

さらに、この減給に関しては、
会社側へ何かしらの損害が発生した場合に適用される

営業に関わる大切な物を壊したとか
店の売り上げをちょろまかしたとか

オーナー側は代わりの人材を探すために損害を被ったと説明したが
コンビニの従業員が休んだためにいくらの損害が発生したかと説明する為には根拠が足りないのだ。

 

キャバクラやホストの場合、その人物が商品であるため、
来た客が即座に帰ってしまったなどと言えてしまう訳だが、
コンビニの従業員くらいであればオーナーが代わりに入れば事足りるのだ。

しかしこの問題の意義はここにはない。
このコンビニがなぜ酷いのかを説明させて欲しい。

この問題は単純に限度を超えた減給を女子高生が受けたと言う事ではない。

店側が、働く側に対して圧力をかけている事が大きな問題であるのだ。

オーナー側が店員をコントロールしようとして、このような制裁に及んだこと。
さらに、同じ職場で働く人間に対して、
お前たちも同じ事をされたくなければ、働けよと言う脅しに繋がっている。

給与の制裁を持って、店員側に対して圧力をかける事で、
オーナーや店舗に逆らおうとするのを押さえつけているのだ。

完全にパワハラに当たる今回の事件がが、本店からの指導で終わっていいはずが無い。

これは店側による横領と言っても過言ではないだろう。

今回のような事が1度きりであるとは思えないし、
オーナーが複数店舗を持っていたとしたら
そこでも同様の事が起こっていた可能性がある。

 

前後関係をしっかりと調べ、白日の下に晒さなければ
セブンイレブンホールディングスの威信に関わることは間違いないのだ。

セブンイレブンホールディングスはこの加盟店を
除籍処分することも視野に入れて置かなければならない。
小さな問題で済まされていいはずがない。

行政にしても、この問題を大きく受け止めていかなければ、
1億総活躍など達成されることなどないことをここに宣言しておこう。

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