今更ながらオーバーロードを見ました。
もともと興味はあったんですけど、なんか見る気が起こらなかったんですよね
でも、ラノベの方を読んでみて、ちょっと見てみようかなと思い
さらっと見ちゃったわけですよね。これが。
それで結論としては、見るより読んだほうが面白い作品だと思いましたね!!
オーバーロードのざっくり概要
フルダイブ型のオンラインMMOであるユグドラシルのサービス終了日
主人公であり「アインズ・オーン・ゴウン」のギルド長モモンガは
自分たちの本拠地であるナザリック地下大墳墓でその時を待っていた。
しかし、サービス終了時間をもってナザリック地下大墳墓は別世界に転移し
NPCが自我を持って行動するという不可思議体験。
モモンガは自らの名を「アインズ・オーン・ゴウン」と改め
転移の地で他のユグドラシルメンバーが居ないか?
ナザリックの住人を従えて、行動していくのであった。
アニメとノベルの大きな違い
アニメーションとノベルの大きな違いはやっぱり状況の説明によると思うのです。
結構アニメだと、そこら辺が説明になりすぎてしまうんですけど
案外表現的に、これはなんだ?って言うのがあったんですよね…
いや、分からなくはないんですよ。
多分何かしらの回復アビリティが入ってるんだろうなぁとか
そんなんだと思うんですけど、それでもこれは何のエフェクトなんだろうと
分からなくなってしまうんですよね。
でも、そこであんまり説明が過ぎると、見ている側は飽きてしまうし
説明をしてはいけないという表現世界の暗黙の了解があるんですよ…
それを考えても、ちゃんと状況を書いて表現をしているノベル版のほうが
よりキャラクターの情緒なんかを読み取りやすかったんですよね
しかも、何をしているのかがわかりやすくて
アニメを見ているよりもワクワクしてしまうのは言うまでもないかと
アニメの表現の仕方で、大きく化けるとはおもう
アニメを見て、全然ノベルのほうがいいなと思ったのには
やっぱり表現のレベルがお粗末なんじゃないかなと感じてしまうんです。
もちろんリアル志向を貫くのであれば、何事もなく魔法を撃ったり
付加効果を発動するのはおかしくはないんですけども
表現である以上、それを見ている人が理解していなくてはいけない。
昨今の原作ありきのアニメは、
視聴者が原作を読んでいることを前提にしすぎている。
それこそが制作側の奢りなんじゃないかと思うんですよね。
これをもっと知らない人向けに作れるように努力することで
オーバーロードの2期以降は伸びる可能性があると思っています。
とは言え、オーバーロードの表現は難しい
そうは言っても、オーバーロードの表現はなかなかに難しいのではないか
と思ってしまうのは事実です。
オーバーロードは、主人公の規格外っぷりが表現されなければ成立しない
ということは、説明をさせては行けないキャラクター
ともすれば、説明を出来るキャラクターが必要になってくるんですよね。
しかし、システム上のことや効果に対していちいち説明を入れる行為は
ちょっとお粗末なんじゃないかと思うわけで
じゃあ、どうすればいいかっていうのは、ショートムービーを作品の
OP前やED後や予告後に入れてしまうんです。
2等身のマスコット化したキャラクターたちが
それぞれを紹介するようなコーナーがあれば、それはそれでいいテコ入れになるし
オーバーロードのダーク的な面を少しでも抑える面でもいいんじゃないかなぁと思うんですよね
まとめ
ラノべ原作の作品は、制作側が読んでること前提で作りすぎているからこそ
読んでいない人にとっては1話切りもしくは見ないという選択肢を作り出してしまう。
それをしないためにも、状況説明だったりを明確にしなければ行けないけども
表現の世界において、それは難しい。
だから、少しでも分かりやすい表現方法を模索していかなければいけませんね…
オーバーロードに限った話をしてしまいましたが
多分、今やっているアニメの殆どは、こういう事をしてしまってるんじゃないかと思います。
オーバーロードに関しては
私はアニメで見るよりも、書籍で読んだほうが面白いと感じましたね…。
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