カンニングの相方さんが侵された急性白血病
エビ中の松野莉奈さんが発症した急性脳症
溶連菌によって起こされる劇症型
これらの治療は緊急を要するとともに、非常に死亡率が高いです。
これをこうしたからなると言うものはなか、
病気になってしまった(罹患した)場合に必ずついてまわるリスクであり、
最悪のケースと言ってしまっていいでしょう。
研究が進まない
急性となのつく症状は、進行が非常に早く死亡率が高いです。
そのため、研究が追いついていないのが現状であり、
どんな要因によってウィルスや菌が脳や重要機関に移動するかが解明されていません。
また罹患した方の個人差やウィルスの個体差もあるので、
明確な要因がないため、「なんらかの要因で」と言われる事が多いです。
効果的な治療薬等もないため、発症した場合の治療は非常に困難と言わざるをえません。
脳で発症した場合は手の施し用がない
脳内で症状が発生した場合、有効とされる手段はありません。
とくに腫瘍等でもなければ切開して切除することも出来ず
一般的に行われるのは投薬治療です。
しかし、脳という器官には強い薬が使えないため
本人の体力が大きな要因になってくることは言うまでもありません。
狂犬病ウイルスが脳内に侵入した少女に対して
一度仮死状態にして強い薬を投薬するという治療法が試され
一定の効果を上げるようにもなりました。
しかし、日本での治療法ではその方法は認可されていませんし
かならず助かるというものでもないため、死亡のリスクがついて回ります。
ウィルスが脳に侵入するということは
身体のコントロールルームにウィルスが入りこんだのと同じです。
そんなところをたやすく傷つけることは出来ません。
だからこそなるべく脳を傷つけないように、副作用のない薬を使いますが
その薬の効果が出る前に手遅れになることもあるのです。
対処するのは発症する前
急性というだけあっていつ発症するのかと言うのは分かりません。
その為、できるだけ本人の体力を高めることに注力したり
病気の進行を遅らせることが大きな予防策につながります。
インフルエンザなどの病気であれば、抗生物質を投与します。
狂犬病ウイルスなどは、治療薬がありませんので動物に近づかない。
肥満や運動不足を避け、健康的な身体を維持する。
病気に対しての治療というのは時間との勝負になります。
発見・治療が遅れればその分死亡するリスクは高くなり
また本人の意図しない状態がウィルスによって引き起こされます。
基本的には罹患しないように務めるしか
有効とされる手段がないのが現状です。
罹患しないように対策する
まずもって、日本人は病気に対する危機意識が
他の国にも比べてずっと低いと言わざるを得ません。
危機意識どころか、病気自体に対する理解が深まっていません。
まずはどんな病気があるのかを知っていただきたい。
劇症型を発症する可能性のある溶連菌感染症という言葉を
聞いたことがある人は居ませんか?
一時期、ニュースでも取り上げられたので、名前だけならと思います。
溶連菌感染症に感染するのは子どもが多いため(抵抗力が弱い)
「小児風邪」などと呼ばれます。
ただの風邪だとバカにする人も多いですが
劇症型を発症することで、数日のウチに命を奪う可能性もあります。
また学校健康法によっても立派な感染症と認められていて
最大で1週間程度の治療と予後経過が必要になります。
またインフルエンザや風邪の流行りやすい時期は
マスクを着用して外出するなどを心がけてください。
企業もイメージよりも健康に気を使いましょう。
”https://www.rino-iroiro.top/2017/01/02/マスク着用を禁止する日本人はワガママの極み/″
知らないというのは本当に恐ろしいことです。
取り返しの付かないことになっても、気付こうとしない。
それは自分から死にに行っているのと変わらないと言っていいでしょう。
病気を知らない日本人
先程も書きましたが、日本人は病気に対する知識が不足しています。
テレビでやっていた物しか知らなかったり
自ら調べようとはしません。
私はインフルエンザに対して、死亡のリスクがあることを何度も書きました。
しかし、多くの人は勝手に治るだろう。薬をもらえば。と安易に考えています。
”https://www.rino-iroiro.top/2016/12/08/風邪やインフルエンザを甘く見る日本人/″
誰だって罹患する可能性のある病気は
それだけ技術が発展しているのは言うまでもないですが
絶対という言葉はありません。
たかが風邪にしても、合併症を引き起こすことを知っていますか?
その肺炎がウィルス性であれば、感染拡大や死亡のリスクはグッと上がります。
技術が上がっていても、患者本人の理解が乏しい場合
有効な治療を避けてしまったり、早期発見を遅らせることにつながります。
病気を甘く見ているのであれば、その考えを今すぐに直していただきたい。
必要以上に怖がる必要はありませんが、
どういう対策をしなければいけないのか等の知識
また罹患してしまった際の事前知識。
これがあるだけ、リスクを大きく下げることにつながります。
薬が絶対ではないことをよく知ってほしい
薬というのは絶対に病気を治すものではありません。
薬本来の使い方というのは、病期の進行を遅らせ
自己治癒力を高めることを目的に使用されています。
薬を飲んでいるから安全という考え方をしていると
薬物依存症や副作用による悪化や合併症など
リスクの高いものであることをご理解ください。
また日本の薬価は他の国と比べても高く
医療費が下がらない大きな要因になっていることも知っておくといいでしょう。
さらに、「急性」「劇症」と言った症状の場合には
薬に頼ることもなくなくなってしまうこともあります。
薬が正常に作用しない場合や、副作用がきついこともあるでしょう。
日本人は、薬に対して絶対の信頼感を持ちすぎていますが
薬害被害だって存在していることを忘れてはいけません。
薬はあくまでも補助であって、病気を本当に直しているのは体自身であること
その事をゆめゆめ忘れることのないように…。
まとめ
「急性」「劇症型」はガンで言うステージ4と同じか、
それ以上であると言っても過言ではないでしょう。
このレベルにまで達してしまった場合、命の危険は避けられません。
命の危機を回避したとしても、後遺症や長期の療養が必要になります。
発症してしまった場合に、有効な治療法はありませんので
発症すること自体を避けうようにしなければなりません。
そのためには、病気への理解を深めること
薬への理解を深めること
日本人は自分のこと以外には鈍感ですが
いつか自分がという可能性を持つことで、更に医療大国へと
発展していけるのではないかと確信しています。
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