ビジネスマナー の本を読んでいると必ずと行っていいほど上司と食事に行った際は同じものを頼みましょうと言うのを見かける。
それは多分正解なんだろうけど、でもそれって違うんじゃないのと思ってしまう自分がいる。
上司と食事に行って緊張するのは当たり前
上司と食事に行く機会ってままあることだと思うけれど、その度に上司と同じものを頼むと言うのは、どうなんだろう。
上司は多分奢る気満々で行くんだろうから、上司と同じグレードの食事かそれより一つランクの低い物を頼むと言うのであれば話は分かるけど、共感を育てる為に同じものを頼むって言うのは明らかに本の受け売りだし、思考停止に近いものがあると思う。
上司にしてみれば気を使われていると言うのがアリアリとしていると思うし「俺と同じものを頼むなんて可愛い奴め」と言う構図はなかなかないだろう。
それよりも普通に好きなものを頼んで「私これが好きなんです」って言う会話の方が弾むだろうしコミュニケーションも取れるんじゃないかな。
味シェアしたりしないの?!
女性同士の食事とかであればそれぞれ別のものを頼んで味をシェアするのも当たり前。
そう言うコミュニケーションを取るから女性同士は仲良くなるのが早いんだと思う。
最近読んだ本には女性は縦社会ではなく横社会であるなんて書いてあって、彼女の「シェアしないの?」話を聴くと、確かに横の繋がりの方が強いのかなって感じる。
そもそも居酒屋で同じメニューは頼まないだろう
上司との食事って昼の食事よりも夜の食事の方が頻度は高いだろうと思う。
夜の食事って言えば大抵は居酒屋に行くことになるだろうし、男女の関係でもなければ高級レストランでディナーとかどこの漫画の世界の話なんだ?
居酒屋のメニューと言えば大皿で来たものを取り分ける方式。
もちろんここで取り分け役になる事はビジネスマナー 的に正解なんだけど、大人数でもないのに「唐揚げ2つお願いしまーす」とか普通はないよね。
そんな事になれば上司は「俺と同じ皿のモノを食べるのは嫌なんだろうか」とか逆に失礼だよね。
同じお酒を飲むのもどうかな…。
飲みに行けば必ず一杯目は生みたいな飲みニケーションの謎ルールってあるよね。
べつに好きなのを飲めばいいと思うのだけど、みんな率先して生を飲みたがる。
飲みたい人は飲めばいいと思うんだけど、下戸の人がビール飲んでもその介抱で逆に疲れる。
それでさっきの上司と同じものを頼もうというビジネスマナーの文言を持って来ても、それは飲めない人にしてみれば苦でしかないよね。
もちろん飲めないけれどその場のテンションに合わせるって言うのはもちろんのことなんだけど、上司がウィスキーのロックを飲んでるから自分もウィスキーをロックでって言うのはちょっと…。
私もそんな感じで芋のロックを何杯も煽って失敗した経験があるし、お酒の飲めない人に「俺の酒が飲めんのかっ?!」ってこれ完全にパワハラだからね!
まとめ
ビジネスマナーの本が言いたい上司と同じ食事を頼めって言うのは、話のタネになるからそう言う風にしろって言う事だと思うけど、それでもやっぱりその書き方は違うよねって思う。
冒頭でも言ったけど、上司に自分の好みを知ってもらった方がよっぽど話のネタになるし、上司にしたってビジネスマナーの「上司と同じ食事を頼め」って受け売りを嫌という程学んで来たと思うの。
俺がこうだったからお前もそうした方が成功するぞっていう人も居るだろうけど、それは時代の流れじゃないよね。逆らいたいなら止めないけど。
ビジネスマナーってあくまでこうした方がいいってものであってこれが絶対とか言うものではないと思うんだよね。
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