最近になり、またも相談が増えてきたので再三になりますが、注意喚起の為の記事を書きます。
過去の記事は、検索でもヒットするので、あえてここで紹介することはしませんが、手法が変わってきているようです。
アルバイトから芸能界デビュー?
相手側のやり口として、バイトル等のバイト求人サイトを使い、ナレーションやアニメーションのガヤ等のアルバイトを募集しています。
時給は1500円からと高く設定されていることが多いです。
しかしながら、アルバイトでガヤを募集することはほとんどありません。
ガヤどりなんての主役級の方がやっていることがほとんどですし、端役(通行人A等)もバーターで付きそう新人がやることがほとんどです。
つまり、素人が現場に入るということは殆どないということです。
オーディションからすぐに最初の仕事。値段は、なんと…
情報によれば、オーディション(面接を兼ねたもの)の後にすぐに仕事が決まったと、収録場所に呼ばれるようです。
そして、ガヤやナレーションなどの収録をして「今、あなたは無名なのでこれだけしか渡せない」と支払われる給料はなんと500円。
その後、こういった会社の本当の目的になります。
仕事を取ってきたからレッスンしよう!
仕事から数日すると、また会社から「次はオーディション用のボイスサンプルを取ろう」と連絡があり、その数日後に「プロデューサーに難色示されたけれど、なんとか仕事を取ってきた。でもあなたにはまだ実力がないのでレッスンしよう」という話を持ちかけられます。(相談者談)
これこそがこの会社の真の目的で、レッスン費を取ることこそがこの会社の収入源になります。
レッスン自体はやっているらしいのですが、本読みがほとんどで、4回のレッスンの後にボイスドラマの収録だったとのことです。
まずもって、制作会社がレッスンを受けろという事自体が怪しいです。
業界の仕事というのはできて当たり前のことですから、レッスン自体普段からやっていることと言うのが制作会社の常識です。
更に言えば、制作側から〇〇さんを使いたいという要望はあっても、制作会社自体がキャスティングすることは非常に稀です。
対処してほしいこと
ここからは、私の判断ですが、こういった事に対処する方法を記載しておきます。
■怪しいアルバイトには応募しない
まず怪しいアルバイトには安易に応募しないことです。
ホームページが無料サイトを使っているものだったり、業界系のものである場合は、キチンと調べてから応募することです。
■録音しておく
面接の時や契約のときは、録音をしておくようにしておきましょう。
もちろん、相手方にバラさずに。
流出をさけるために、もし問題なければ消せばいいでしょう。
■相談する
再三になりますが、なにかおかしいと思ったら誰かに相談しましょう。
レッスン費の要求・契約などは消費者相談センターに相談すると、相談員の方が判断をしてくれますし、契約解除に向けての手続きの仕方も教えてくれます。
また弁護士に判断を仰いでもいいでしょう。
最後に
こういった会社は社名をコロコロと変更し、3〜6ヶ月くらいで噂が消えるのを待っています。
私が知りうる中でも、4回以上は社名を変更しています。
どうぞお気をつけ下さい。
またTwitterのDM等で相談も受けていますので、お気軽にご相談下さい。
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