受動喫煙対策を強化する健康増進法改正案を審議する衆院厚生労働委員会に参考人として出席した肺がん患者に対し、「いい加減にしろ」とヤジを飛ばした穴見陽一衆院議員。
これをニュースが取り上げ、炎上。
更には穴見氏が代表取締役相談役を務めるジョイフルに対してボイコットしようとする動きがあり、謝罪コメントを紙面にて掲載した。
しかしながら、私としては「いいかげんにしろ」との発言はさほど悪いとは思わない。
いい加減にしろ発言は正当性があると思う
召喚した人に対して、暴言を浴びせたというのは問題だと思うが、「いい加減にしろ」という言葉自体には私は正当性があると思っている。
それというのは、穴見氏がジョイフルの代表取締役という役職についているからだ。
不買運動の種になってもいるジョイフルというのは、飲食店チェーンである。
飲食店の経営陣だからこその発言である
受動喫煙対策を強化する健康増進法改正案は、飲食店の全面禁煙化を一番に据えている。
このブログでも、飲食店の全面禁煙化には苦言を呈している。
健康の問題以上に、経営的問題の方が大きいと思っているからだ。
喫煙可能かどうかは、飲食店の客入りに大きく関わる。
集客数は売上に直結する大事な数字である。
もしも全面禁煙化になれば、ただでさえ厳しい飲食業界がさらに厳しくなるのは間違いないだろう。
まとめ
健康増進法改正案は、日本国民の健康が一番の法案でないと私は思っている。
それは以前にも書かせてもらった記事で書いているのだけれど、今になって受動喫煙に対して対策を建てるようにするというのはオリンピックによって日本への海外の目が向いてきているからだ。
穴見氏だけを悪者としているけれども、本質的にはそこではないのだ。
結局の所、国民のことを本当に考えているのかが問われているのだ。
コメント