今敏監督の作品って、俺は結構好きなんですけども
受け付けない人のほうが多いんでしょうかねぇ…ミ´・ω・`ミ
まぁ、そんな今敏嫌いの人にも見てもらいたいのが「東京ゴッドファーザーズ」
結構、ハートフルな作品になっているので、
今までは違った今敏が見えると思います。
三人のホームレスと赤ちゃんの物語
ホームレス生活を送っていた自称・元競輪選手のギンちゃん、元ドラァグ・クイーンのハナちゃん、家出少女のミユキ
12月25日のクリスマスにその3人のもとに赤ちゃんが捨てられます。
3人は、なんとか赤ちゃんを元の親に届けようと奮闘し
その行動が数々の奇跡を生み出していくのです。
いままでの今敏作品とぜんぜん違う
今敏監督の作品は、結構SF要素が強かったり
サスペンス性の強い作品が多いんですけども
東京ゴッドファーザーズは今までにないハートフルなエピソードになっています。
今までの人生を振り返ったりする瞬間が多々あったり
自分を見つめ返すのにはもってこいだったりするんですよね。
子どもはさらわれた子だった
最終的に親に子どもを届けることが出来る3人なんですけども
実はそれは殺人未遂の犯人だったんです。
しかも子どもは病院から誘拐された子で、ニュースでそれを知った3人は
こんどこそ本当の親に子どもを届けるために奮闘します。
それぞれの道へ
この物語は最終的にハッピーエンド
でも、3人の物語が終わったわけではないという所がミソだと思うんですよね。
3人はそれぞれ、自分の過去や現在と向き合って
もう一度頑張ってみようと再起奮闘するんです。
そういう終わり方ですから、これからは3人次第ですけども
これは自分たちの人生もそうなんだぞっていう今敏監督からのメッセージなんじゃないかと思います。
まとめ
さまざまな偶然が積み重なるこの物語。
子供向けでは決してない作品ですが、高校生くらいなら見る価値が有ると思います。
勿論、大人にこそ見てほしい作品です。
今までを振り返るってとても怖いことだと思うんですけども
それをしてみると新しいことに立ち向かう勇気が出てくるんじゃないでしょうか。
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