生物解説:毒ガニ最強「ウモレオウギガニ」

解説
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カニというのは、高級で美味しいイメージがつきものだけども、中には食べてはいけないカニも存在する。

「ウモレオウギガニ」もその1つで、体内に2つの毒を持っている。

 

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ウモレオウギガニ

体長は5〜7cm

小さな体には、テトロドトキシンとサキシトキシンを持っていて
誤って食べようものなら、その毒にやられてしまう。

 

 

 

 

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・テトロドトキシン

言わずと知れたフグ毒。
体内のナトリウムチャネルの働きを阻害し
呼吸困難や心筋梗塞を引き起こす強力な毒だ。

 

・サキシトキシン

フグにも含まれている毒で
これも体内のナトリウムチャネルを阻害して麻痺症状を起こす。

重篤な場合には、呼吸麻痺で死に至ることもある。

 

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生息地

生息地はハワイや奄美大島など温かい海だったが
最近では和歌山県のあたりにも姿を表しているらしい。

地球温暖化の影響だろう。

 

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死亡事故

奄美大島で、ウモレオウギガニを味噌汁で食べ
3人の犠牲者が出ている。

毒に当たった場合の有効な対処法はなく
解毒が難しい

 

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対処法

スベスベマンジュウガニと同様に、食べなければ毒に当たることはない。
体の小さいカニだからこそ、毒という自衛を持っているのだ。

絶対に食べてはいけない

 

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まとめ

スベスベマンジュウガニを紹介したときもそうだが
小さい体にこそ最大の凶器が忍ばされている。

自然界では食物連鎖を生き残るためにこのような進化が日々なされている。

 

何度も言うが、食べなければ大丈夫だ。
絶対に食べてはいけない。

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