数年前はよく見かけられたのが、「慣れたら記事を書くのに20分くらいの時間だよ」というウリ文句。
勿論、私も慣れである程度早く書くことは出来るが、オススメしないのはお察しだ。
正直、記事を書くのに20分と言うのは嘘もいいところだ。
私だって、下書きをしているが、実際に記事を書いている時間を計算すれば1記事に1時間ほどかかっている。
まず、20分で書いた記事の粗悪性を知っていただいて
さらになぜ1時間という時間がかかるかを知ってもらいたい。
20分で書いた記事は所詮その程度
20分で書き上げた記事は、投稿者にとってもある意味最悪なものになる。
まず思い入れが薄いのだ…!!
私も過去に何件かそういったたぐいの記事を上げたが
投稿者自身もそんな記事を上げたことをすぐに忘れてしまう。
投稿した本人がその程度の認識でしかないのに、他の人が読んでくれるだろうなどと片腹痛いぞ!!
と過去の自分にも言ってあげたい。
更に不味いのは情報量が少ないのだ。
せっかく自分がアウトプットしているのに、その情報があまりに薄いのでは
なんともお粗末なものでしかなく、次に見返したときにはそれは役立たずのごみになっている。
文字量も少なくなるし、SEO的にもGoogleに低評価を食らってしまう。
残しておくだけ損なものでしかないということを肝に銘じて欲しい。
1時間掛けて記事を書くメリット
20分で書いた記事のデメリットは分かってもらったと思うのだが
個人的には、1記事に1時間という時間を掛けても足りないくらいだと思っている。
一番のメリットは情熱の違いだ。
少ない文字数だったとしても、熟考に熟考を重ねた言葉はそれだけの重みを持つ。
とあるサイトで見かけたが、「文字に情熱が乗り移る」という言葉は
本当にそのとおりなんじゃないかと思うのだ。
私も情熱を掛けていない記事はあまたあるが、その記事が高いアクセス数を維持していることはなく
むしろサーバーを圧迫しているんじゃないかなとさえ思うこともある。
次に情報量の違いだ。
私は主観も交えて文章を書くので、自ずと文字数も多くなってくるが
これは単純に文字稼ぎをするためではなく、主観+情報を提供する場合
絶対に文字数は多くなってしまうのだ。
私がただ単純にキーボードを叩いた場合は、500文字程度で記事は終わってしまう。
主観がないということはそれだけ記事や事柄に対しての情熱もないということになるからだ。
更に、記事を書く時間には、情報を集める時間も入っている。
自分で知っている知識ならばいいのだけども、調べなければ分からない事は必ず出てくる。
それを調べて噛み砕き、分かりやすくすることで、読者が満足するものを書ければいいなと思っている。
コンテンツの量を重視するのはもうやめよう
以前は私もコンテンツの量を多くすることに意識を向けていたが
それでは決して読者はついてこないし、あなたの人柄も出てこない。
更に肥やしのような記事ばかりあっても、Googleはいい評価をくださない。
結果として、20分で3記事書いたものよりも、1時間で深い知識を書いたほうが
アクセスアップには欠かせないのだ。
ぶっちゃけ、コンテンツの量がたくさんあっても、絶対に読まれていない記事は存在している。
それはサーバーをそれだけ圧迫してしまうし、必要な引用を探すのにも時間がかかる。
記事の内容については、狭く深くが基本的になってくるだろう。
20分で記事を書き上げた気になるな
タイピングが早くなって、20分で800文字程度の記事を書き上げたとしよう。
しかし、それは確実に情報が不足していると言っていいだろう。
私も一発書きの場合が多いわけだが、それはあくまでも下書きだ。
正書というか、投稿する時の段階になって、言葉を変えてみたり
改行や太文字を入れたりする間に、時間はドンドンとかさんでいってしまう。
たとえ20分で記事が書き上がったとしても、それは決して読者が満足しないものである!!
なるべくわかり易い言葉を使い、事細かに情景を描写してやることで
読者の想像力を掻き立てて、読ませる文章から魅せる文章にしてしまおう。
もしも20分で自分が満足してしまう記事が書き上がったら、絶対に何か足りない。
他に言うべきことはないか?関連できることはないか?など読み返してみよう。
もしかしたら、誤字脱字があるかもしれない。
この言葉は分かりにくいんじゃないだろうか?
私の情熱は本当に伝わるだろうか?
そんなことを考えながら記事を書いていると、下書きだけでも30分位使ってしまう。
そこに情報を検索する時間も合わせれば、1時間なんてあっという間に過ぎてしまうのだ…。
投稿したとしても、修正・加筆することが出来る
いざ投稿してしまっても、取り返しがつかないということは少ない。
情報を修正したり加筆することはいつでも出来るのだ。
改めて読み返したときに「おや?」と思ったら、すぐに編集してしまえばいい。
人は一度行ったことは取り戻すことが出来ないと思いがちだが
炎上もしていない記事に修正・加筆をしたところで、正直だれも気づいたりはしない。
意図的に、加筆を主張することだって出来るのだ。
私の場合は、最近相談が増えている「声優詐欺」の記事を何度も加筆している。
だから、必要があれば絶対に加筆するべきなのだ。
情報は大いに越したことはない。
その情報を取捨選択するのは、あなたではなく読者だからだ。
まとめ
記事を書くにあたって、一番重要になってくるのは情熱だ。
私はあなたに少しでもいい記事を書いて欲しいと思っているからこそ
ブログ講座を無料にしているし、私の持ちうるノウハウを提供している。
すこし感覚的な部分もあるから、分かりにくいことも、もちろんあると思うが
なるべく噛み砕いた形であなたに伝えたいと思っている。
そして、多くのブログを私に見せて欲しい。
私も他の人が書いた主観が多く混じった記事を読みたいのだ。
それについて、取り上げることもあるかもしれないし
コメントを残すこともあるかもしれない。
少なくとも20分で書かれた記事は、開いたとしても10秒と経たず閉じてしまうだろう。
それだけの情熱が見えなかったり、他の意図が見えてしまった場合なんかは特にそうだ。
なるべく時間を掛けてあなたらしい言葉で情報を伝えて欲しい。
私から言えるのは、これだけだ。
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