人生に詰まることって必ずあると思う。
そんな中で、自分の存在がちっぽけに思えたり、どうしようもなかったり…
いっそ消えてしまえれば ― なんて安直な考え方もしてしまいがちだけれど
そう言うときにはカッコイイ言葉を聞いてみないか?
これから私が紹介する名言は誰も彼も物語の中で強いと思える存在だ。
それでもこのキャラクターのバックボーンを考えれば、説得力のある言葉だと言えるし
私がそういう躓いたときには、勇気をくれる言葉たちだ。
- HELLSING
- 鋼の錬金術師
- ジョジョの奇妙な冒険
- ブラックラグーン
- 義理じゃない。正義でもない。理由なんてたった1つだ。それは― 俺の趣味だ – ロック
- どうした?笑えよ、ここは笑うところだぜ。笑いな。 – レヴィ
- ヨハネ伝第5章でイエスが言ったの知ってるか?厄介事を持ち込むな、この”アマ”だ。 – エダ
- 魂にも脂肪が付くものだ、我々の魂にも。 – バラライカ
- この世に信奉すべきは剛力のみ、ただ一つ。俺たちの流儀にして、唯一の戒律。 – 張
- あせるなよ、二挺拳銃(トゥーハンド)。こうゆうのはな、ビビったら負けだ。- 張
- サンタ・マリアの名に誓い、全ての不義に鉄槌を。 – ロベルタ
- 俺が、戦いをやめないのはな、あんちゃん。
あの頃の俺は、生きてるってことをこいつにかけたんだ。
こいつを、嘘にしたくねえからだよ。 – 竹中
- まとめ
HELLSING
主人公が無双する漫画だけに、キャラクターもそれなりに強靭に書かれている。
そのキャラクターの言葉を2つ紹介したい。
そうあれかしと叫んで斬れば、世界はするりと片付き申す – 高木由美子
イスカリオテのメンバーである日本人剣士の言葉だが、「そうあれかし」というフレーズが気に入っている。
そうあれかし と願うことは人それぞれだけども、その後に行動してみれば
世界は簡単に切り開くことが出来るという強い言葉だ。
多分、HELLSINGの名言の中では、一番好きな言葉だと思う。
私は何者にも命も受けずにここに立っている。
私は私としてここに立っている。
ウォルター・C・ドルネーズとしてここに立っている。 – ウォルター・C・ドルネーズ
HELLSING機関の執事だったウォルターが反旗を翻して
アーカードの前に立ちはだかった時に放った言葉だが、勿論勝てる見込みがあってのことではない。
ウォルターはそうしたかったのだ。
今まで執事として仕えてきた地位や名誉も捨てて、ただ己の欲求に従った。
私も誰に頼まれたわけでもなくブログを書いている。
私がそうしたいと思ったからだ。
鋼の錬金術師
荒川弘氏の出世作と言えば誰もが聞いたことはあるだろう。
何を隠そう。私を漫画の魅力の世界へ引き込んだのは、この作品だ。
何回も読み返して、アニメも何回も見て、携帯サイトの課金にも手を出した。
そこまでする何かがあったのだろう。と言うか本当に好きな作品だった。
この作品も名言が多いが、私が特に感銘を受け
更には人生の逆境をはねのけるような言葉を2つ紹介したい。
「ありえない」なんてありえない – グリード
人造人間というあり得ない存在が放った言葉だ。
実際に自分はそうしてきたし、人と人は違って当たり前だ。
それを誰かの考えによって否定されるべきではないことを教えてくれている。
誰かの言葉に迎合することや、賛同することもあれば
否定するということもあるのだから。
うろたえるな!思考を止めるな!生きることを諦めるな!- ロイ・マスタング
これは私の中学の時の担任の先生が言っていることに似ている。
先生曰く、人間考えるのを辞めたときが死だという考えの持ち主だった。
だから、思考を止めてはいけない。
考えるのを諦めたら、それは生きることを諦めるという事になる。
ジョジョの奇妙な冒険
荒木飛呂彦氏のジョジョの奇妙な冒険は名言集の宝庫だと言っても過言ではない。
全て紹介すると、もはや何時間かかるかわからないレベルだ…。
それでもこの言葉だけは知っておいて欲しいと思った言葉を紹介させて欲しい。
だが断る – 岸辺露伴
岸辺露伴が的に追い詰められ、ピンチの時に好条件を貰ったのにも関わらず
それを岸辺露伴が強く拒否したときの言葉だ。
これに続く言葉は、「この岸辺露伴が最も好きな事のひとつは 自分で強いと思ってるやつに『NO』と断ってやる事だ…」
勿論、好条件に対して自分の意志を貫くために「だが断る」と使うのも爽快だが
「自分で強いと思っているやつにNOと言ってやる」と言う世の中お前の思い通りになると思うなよ!
と言う考え方が非常に私好みなのだ。
もっともむずかしい事は!
いいかい! もっともむずかしい事は!
自分を乗り越える事さ!
ぼくは自分の運をこれから乗り越える!! – 岸辺露伴
自分のことを認めたりすることは、なかなかに難しい。
それを乗り越える強さというのは、普通の人が何十年も掛けて身につけるもので
言葉にするのはとても難しい。
これが分かる時になって成長を感じられるというものではないだろうか。
オレは『正しい』と思ったからやったんだ。
こんな世界とはいえ、
オレは自分の『信じられる道』を歩いていたい! – ブローノ・ブチャラティ
自分が信じた道を突き進むことは難しい。
まして誰かから間違っていると言われれば、その決心は揺らいでしまう。
それでも、自分の信じた正しさを信じたい時に思い出して欲しい。
誰かが信じた正しさではなく自分が信じた「正しい」と思う気持ちを大切にして欲しい。
ブラックラグーン
正直、ブラックラグーンの名言はこの中で紹介する作品の中では多い。
それは私自身がブラックラグーンを好きであり、多くの言葉に共感できると感じるからだ。
ブラックラグーンのキャラクターのバックボーンは凄惨なものが多いし
それ故に人生経験を考えれば、この言葉達が人生の役に立たないワケがないと盲信できる。
義理じゃない。正義でもない。理由なんてたった1つだ。それは― 俺の趣味だ – ロック
とある少女を救ってほしいというロックの言葉に理由を求めたバラライカに放った言葉。
そう。結局のところ、どんな高説も方便にすぎない。
やるかやらないかは自分次第。
どんなリスクを負ってでもやりたいというのは趣味と言っていいだろう。
どうした?笑えよ、ここは笑うところだぜ。笑いな。 – レヴィ
笑えない冗談というのは時々ある。
それを煽るような言い方だけども、どんなときだって笑えない状況はある。
無理矢理にでも笑うときは必要だ。
暗い顔をしているよりは笑顔のほうが運も向いてくるしポジティブになれるからだ。
ヨハネ伝第5章でイエスが言ったの知ってるか?厄介事を持ち込むな、この”アマ”だ。 – エダ
シスターがこの言葉を使うのはカナリ辛辣ではあるけれど
それでも言っていることは正しいと思う。
厄介事を持ち込む前に、自分で少しは解決する努力を見せろと言う現れなのかもしれない。
事実、このあとに高額な値段と引き換えに、持ち込まれた厄介事をなんとかしている。
魂にも脂肪が付くものだ、我々の魂にも。 – バラライカ
双子事件の時にバラライカが使ったセリフだ。
体には脂肪が尽くし、鉄にはサビがつく。
風化してしまうものに違いはなく、それを落とすためにはメンテナンスが必要だ。
とくに魂というのは腐りやすく、衰えやすい。
それを維持することは、人生においてもっとも大切なことだろう。
この世に信奉すべきは剛力のみ、ただ一つ。俺たちの流儀にして、唯一の戒律。 – 張
信じる正義は自分だけと言う言葉の改変だと思える。
張にとっては、香港三合会の剛力こそが流儀であり、戒律だ。
それを阻むものなければ、自分の力の及ぶ範囲で行動できるし
それにそっていれば、そのとおりにしておけば割は食わない。
何かを信仰するということは悪いことではないが、解釈は柔軟にしておきたい。
あせるなよ、二挺拳銃(トゥーハンド)。こうゆうのはな、ビビったら負けだ。- 張
ラグーン紹介事務所に手榴弾が投げ込まれた時に、怯むレビィに対して言った言葉。
このあと、手榴弾を蹴り返して、敵を撃退している。
実際に、自分の想定外や危険が迫れば人の足は止まってしまうが
実は止めてしまった方が危険だったりする。
よくドラマでトラックに轢かれそうになる人が、呆然と立ち尽くしてしまうが
あそこで動ければ、どうにかなるような気がする。(実際動こうと思うとそれなりの精神力が必要)
なにかが起こってしまったときには、あえて足を止めないようにする。
そうすることで、ピンチはチャンスに変わるものだ。
サンタ・マリアの名に誓い、全ての不義に鉄槌を。 – ロベルタ
自分的には、なにかとても理不尽な事に出くわした際に
この言葉を唱えることで、すこし精神的ストレスを緩和している。
鉄槌を下す下さいにせよ、こう唱えることで
理不尽にな対して自分が納得していなことと、強い決意をもらえる気がするのだ。
ちなみに、この言葉を使ったロベルタさんは、ターミネーターの異名を取るほど人間離れしていて
みんなのアンクルサムに1人で喧嘩売っちゃえる所がすごいね…
俺が、戦いをやめないのはな、あんちゃん。
あの頃の俺は、生きてるってことをこいつにかけたんだ。
こいつを、嘘にしたくねえからだよ。 – 竹中
ブラックラグーンを読み込んでいない人からすれば、誰の名言だよ?!ってなりそうですね…
この人です。
ちなみに、上で紹介したレヴィの名言で笑えよと言われたのもこの人。
若い頃に信念を掛けたもの。
それを諦めるというのは、自分自身を否定することになるんじゃないかという気持ちがあるんでしょう。
間違っている事自体は分かっていても、信念をもったのだから貫きたい。
その気持は、事象がどうあっても否定するべきじゃない。
まして自分自身でという気持ちなのだろうと思うんですよね。
まとめ
人生に詰まってしまったり、弱気になってしまうことは必ずあるけれども
私はこの言葉たちに非常に助けられている。
特に、HELLSINGの「そうあれかしと叫んで斬れば、世界はするり片付き申す」はカナリお気に入りだ。
自分の決心が揺らいでしまいそうなときや、なんとなく落ち込んだ時に
少しつぶやいてみたりすると、意識が少し回復する。
言葉だけれども、確実にあなたの心意気を回復してくれる。
ときには指標にもなってくれる。
心が弱っているなと思ったら、是非ともつぶやいてみて欲しい。
コメント