今更:「昭和元禄落語心中」の感想

アニメ
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久々にアニメの感想を…。
というのも、昭和元禄落語心中の助六再び編をAmazonプライムで見たので、ついつい書きたくなりました。

 

 

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あらすじ

刑務所の慰問で落語に惚れた主人公が、8代目八雲に弟子入りをする。
しかし、主人公は師匠の出演中に居眠りをしてしまい、破門されかかるが、それを回避するために師匠と3つの約束をする。

ひとつ。自分と助六の落語をすべて覚えること
ふたつ。自分と一緒に落語界を盛り上げていくこと
みっつ。自分より先に死なないこと

そして、師匠から語られる八雲と助六の因縁。

時をまたいで、紡がれる愛憎のストーリーとなってます。

 

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評価

昭和元禄落語心中

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評価:★★★★☆

8代目八雲が8代目になるまでの過去を描いたストーリー。

助六とみよ吉と落語と様々に入り組んだストーリーで、後半の助六の自堕落っぷりはなんともヤバイ。

個人的には昼ドラ要素が強い感じがして、星は3/5くらいにしたいんですけど、落語の題目も色々と出てくるので評価はお高め

昭和元禄落語心中-助六再び編-

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評価:★★★★☆

師匠の因縁を聞いてから、年が経ち、とうとう主人公は3代目助六を襲名。

落語自体は少なめで、話を聞いてからのその後を強く描いているんで、落語が好きな人にとっては少し物足りなさがあるかなと(;・∀・)

ぶっちゃけ私は物足りなかった。

でも、石田彰さんの八雲はすごいね。よくまぁ、あの皮肉屋な爺を演じきったものだよ。

 

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シリーズ総評

評価:★★★★☆

満点を上げたいくらいに完成されて入るのだけれども、落語という古典の入口にしてはすこし門が狭い気がしてしまう。

無印の方だけなら、落語の面白さも伝わるのかと思いきや、後半の愛憎劇( ^ω^)・・・

あとまぁ、ちょっと腐女子要素を含んでいるためか、八雲と助六のシーンが少しクサイね。

言葉回しなんかはすごく好きで、古典的というか古めかしい感じの喋り口調。

語り口も、八雲はゆっくり。助六はシャキシャキみたいな感じでしっかり分かれていて、石田さんの若い頃と老けたあとの八雲の演じ分けも見どころの一つじゃないかな。

 

このアニメのすごいところってのは、アニメで落語をやったっていうところなんだよね。

馴染みのない人には、ただセリフなんでしょという感じだろうけど、実際の落語ってのは芝居と同じで観客の目線、息遣い、空気を考えて喋らなきゃならない。

それに自分のやりたいように喋る必要だってあるのだから、落語のキャラクターをそのアニメのキャラクターでやるっていうのは大変な苦労だったと思う。

監修は林家しん平さん。

 

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作中に登場する好きな落語

作中で出てきた私の好きな話をさらっと紹介します。

死神

死神から死神を追い払う呪文を教えてもらった男が、死神を騙し大金を得るが、怒った死神に命を奪われてしまうお話

この物語のキーでもあるお話で、主人公の与太郎や八雲も、この話に対しては深い思い入れがあるように感じますね

 

芝浜

ぐうたらな男が大金の入った財布を拾い豪遊するが、妻から財布を拾ったのは夢だと言われ、一生懸命借金を返す。しかし、借金を返し終わったあとに夢だったという話は嘘だったと妻から明かされる。が男はその嘘の御蔭で真っ当になれた。

助六の十八番として登場したお話で、8代目八雲が特に気に入っていたおはなし。
私もこの話のオチはとても好きで、奥さんから「もうお酒を飲んでもいいんだよ」と進められたのを「いやよそう。また夢になるといけねぇ」と断る返しがなんとも上手いし、粋な返しだと思う。

 

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二番煎じ

防火の見回り連中が集まりを機に酒を楽しんでいたところを役人に咎められ、はぐらかすが役人が出回りに出る間際に「2番を煎じておけ」と言われる

林家たい平さんの十八番として有名ですね。
助六再び編の最後で、2代目助六が披露したのもこの話ですな

 

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まとめ

落語が好きなら見てほしいと思う作品ですね。

落語も色々You Tubeにありますんで、よければ見てみてくださいな。

 

それで、気に入っていただけたら寄席に足を運んだりしてね。

いや、本当に生で見る落語っていうのはいいものですよ。

 

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