毒って怖いものですよね。
人間は持っていませんけども、この毒を持っている生物って結構多いんですよね。
じゃあ、その毒の中で一番強いのは何なのかって疑問だと思うんですけど
もうこれって常識になりつつあるんですよね。
地球上で一番強いと言われている毒素は「ボツリヌストキシン」と言われています。
次いで、「パリトキシン」が上がるかなぁ
ボツリヌストキシン
ボツリヌス菌という菌が持っている毒素で
その強さはマウスによる実験では 0.0003 μg/kg
人に対して経口投与した場合は、60キロの人間に対して60μgで死に至ると考えられ
テロリストによる散布が危ぶまれています。
毒性は強いですが熱には弱く100度の熱で10分間加熱したり
アルカリ性のものだと失活します。
最近では医療用にも使われているのですが
その扱いは本当に慎重に行われます。
パリトキシン
世界仰天ニュースなんかでも
取り上げられるようになった毒素であるパリトキシン
毒性はかなり強く、マウスによる実験では0.15 μg/kgが致死量となります。
主にスナギンチャクやアオブダイなどが有していて
フグの毒と同じように海中に生息する生物を食べることで
その毒が蓄積されていきます。
血清もありませんので、対処法としては口にしないことしかありません。
テタノスパスミン
この名前で見るとピンと来ないと思いますが
破傷風と言うとピンとくるのではないでしょうか。
今でこそ治療可能となりましたが
その毒素は十分に高く、マウスの場合の半数致死量は体重1 kgあたり2 ngになります。
ボツリヌス菌に次いで毒素としては強いと言われていますので
傷の放置は絶対にやめましょう。
コノトキシン
海の小さな殺戮者であるアンボイナガイなどの
イモガイが有している毒素です。
この毒素に犯されると呼吸困難などを引き起こし死に至ります。
また有効な血清はありません。
最近では医療用としてめちゃくちゃ強い鎮静剤として使われる場合もあり
モルヒネの百倍から千倍ともいわれ、すでにモルヒネが効かないような患者さんに使われます。
マジで危ないんで、やめていただきたい…(;´∀`)
マイトトキシン
構造式が判明している最大の天然有機化合物で
シガテラなどサンゴ礁に生息している魚が多く有していると言われています。
フグ毒で有名なテトロドトキシンの約200倍の強さを持っていると言われ
筋肉を以上収縮を起こします。
その構造を再現できないかと研究されていますが
今はあまり進展していなとのことですね…。
まとめ
いろいろな毒素を紹介しましたが
やっぱり最強はボツリヌストキシンでしょうねぇ。
噂によるとフグ毒のテトロドトキシンの9100倍の強さを誇るらしいです…。
まぁ、生産するボツリヌス菌は真空状態でこそ真価を発揮して
酸素中だとすぐに死んでしまう菌なので、心配することは無いでしょう。
結構、海の生物の毒が目立ちますので
海の利用中はくれぐれもご注意下さい!!!
コメント